「また度数が上がった...」と、毎年メガネを作り直していませんか?
近視は視力や度数だけでは、本当の進み方がわかりません。
目の奥行き(眼軸長)が増えてないかを確認することが、近視管理の第一歩です。
当院では、眼軸長トレンド解析ソフトウェア「Axial Manager 2」を用いて お子さんの近視の進行状況をグラフで確認する体制を整えています。
なぜ「眼軸長」が近視管理の基準になるのか
近視の多くは、目の前後方向の長さ(眼軸長)が伸びることで起こります。
眼軸が1mm伸びると、近視の度数はおよそ2〜3ジオプター(D)進むと言われています。

"視力"の数値は、体調・光の加減・検査環境・お子さまの集中力によっても変わってしまいます。
さらに、子どもは調節力が強いため、通常の検査だけでは近視の状態を正確に評価しにくいこともあります。
一方、眼軸長は目の物理的な長さそのもの。
ブレが少なく、近視の進行状態を把握するのに適した指標です。
視力・屈折値・眼軸長を合わせて確認する
この3つを組み合わせることで、近視の状態をより正確に把握できます。
「今の数値」より「変化のスピード」が重要
近視管理で大切なのは、1回の数値よりも「どのくらいのスピードで進んでいるか」です。
眼軸長の経過を継続して確認することでわかること
- 年間でどのくらいのペースで眼軸が伸びているか
- 平均的な目と比べて、お子さんの成長はどのくらい近視になりやすい状態か
- 生活習慣の見直しが必要かどうか
- 近視進行抑制治療を始めたほうがいいか / 治療の効果がでているか
当院では眼軸長トレンド解析ソフトウェア「Axial Manager 2」を使用し、
過去から現在までの測定値をグラフ表示しています。
変化を数字だけではなく、視覚的に診察室で確認していただけます。

リジュセア®ミニを使っているなら、経過確認はさらに重要
当院では2025年5月から、リジュセア®ミニ(低濃度アトロピン点眼液0.025%)による近視進行抑制治療を行っています。
リジュセア®ミニは「近視を治す薬」ではありません。
成長期に進みやすい近視のスピードを、できるだけゆるやかにすることを目的とした治療です。
「点眼しているから大丈夫」ではなく、実際に近視の進行がどう変化しているかを確認しながら続けることが大切です。
Axial Manager 2は、その経過を整理するため活用しています。
こんなお子さまはご相談ください
- 学校健診で視力低下を指摘された
- メガネやコンタクトの度数が毎年強くなっている
- 近視の進行が早いと言われた
- リジュセア®ミニなどの近視進行抑制治療を検討している
- 治療を続けているが、効果をどう確認すればいいか知りたい
- 保護者の方に強い近視がある(遺伝的リスクが高い)
- スマートフォン・タブレット・読書など、近くを見る時間が長い
- 屋外で過ごす時間が少ない
近視進行抑制治療は、年齢だけで決めるものではありません。
近視の度数・進行速度・眼軸長・目の状態・生活環境などを確認したうえで、医師が適応を判断します。
axial manager2による眼軸長の測定は保険適応ではありませんが、保険治療の場合 請求せずに行っています。
(*ただし リジュセア・近視抑制治療を行うと決定した後は自費医療となり費用がかかります)
よくあるご質問
Q. Axial Manager 2で近視が治りますか?
A. いいえ。Axial Manager 2は近視を治す機器ではありません。
眼軸長などの測定結果を時系列で整理し、近視の進行状況を確認するための解析ソフトウェアです。
Q. 眼軸長を測れば、治療効果がすぐわかりますか?
A. 1回の測定だけで治療効果を判断するものではありません。
近視の進行は一定期間の変化をみて判断します。
前回からの変化・年間換算の変化量・治療開始前後の流れなどを総合的に確認します。
Q. メガネをかけていれば眼軸長の検査は不要ですか?
A. メガネは見え方を補正するものです。
近視が進行しているかどうかを確認するには、眼軸長の変化も重要な情報になります。
度数の変化と合わせて確認することで、より正確な近視管理ができます。
Q. 学校健診で視力低下を指摘されました。同時に相談できますか?
A. はい。受診時に学校健診の用紙をご持参いただき、「学校健診で要受診と言われたこと」と「近視進行抑制についても相談したいこと」を受付でお伝えください。
診療内容や混雑状況によっては、別日をご案内する場合があります。
Q. リジュセア®ミニは保険適用ですか?
A. リジュセア®ミニは選定療養の枠組みで提供しています。薬剤に関する費用は自己負担が発生します。詳しくは診察時にご説明します。
ご家庭でできることも重要です
近視進行抑制では、治療だけでなく生活習慣の見直しも大切です。
- 近くを見る作業は20〜30分ごとに休憩をはさむ
- 読書・タブレット・スマートフォンは30cm以上離して使う
- 明るい場所で勉強・読書をする
- 1日2時間を目安に屋外で過ごす時間を確保する
- 定期的に眼科で眼軸長を含む経過確認を行う
点眼治療・眼軸長の継続確認・生活習慣の見直しを組み合わせることが、お子さまの近視管理において重要です。
まとめ:度数が毎年強くなるお子さまは、眼軸長の確認を
メガネの度数が毎年変わる場合、近視が進行している可能性があります。
視力や度数だけでなく、眼軸長の変化を継続して確認することで、近視の進行状況をより正確に把握できます。
伊丹市のまい眼科クリニックでは、Axial Manager 2を導入し、眼軸長の変化をグラフで確認できる体制を整えています。
リジュセア®ミニによる近視進行抑制治療をご希望の方、学校健診で視力低下を指摘された方、メガネの度数が進んでいる方は、一度ご相談ください。
受診時は、受付で
「近視進行抑制について相談したいです」
または
「リジュセア®ミニについて相談したいです」
とお伝えください。





