霰粒腫の治療方法 選び方ガイド
まぶたに小さなしこりができる状態で、放っておくと痛みや違和感を感じることもあります。
今回は、霰粒腫の治療方法について説明します。
自分に合った方法を選んで、早く治しましょう。
1. 点眼薬や軟膏を使う(保存的治療)
一番手軽で、自宅でできる治療法。
目薬や塗り薬を使って、霰粒腫の炎症を抑える。
まだしこりが小さいうちや、症状が軽いときに効果的。
- メリット:痛みがなく、続けやすい
- デメリット:
効果が出るまでに時間がかかる(~数か月)
しこりが大きい場合には、効果が少ない
2. ステロイド注射(非観血的治療)
しこりのある部分に皮膚側もしくは結膜側から小さな注射をして、炎症を抑える。
- メリット:比較的早く効果が現れます。
手術を避けたいときに良い選択です。 - デメリット:注射なので、少し痛いかもしれません。
副作用が出ることもあるので、注射後2週間で診察を受ける。
3. 手術で切開して治す方法(観血的治療)
- メリット:一番早く強い効果が現れ、一度で治る確率が高い。
- デメリット:当日に少し待ち時間がでるか、当日できなければ予約になります。
術後数日は腫れます。術後のケアが必要です。
ものもらいを予防する方法はありますか?
: 予防方法には以下があります:
1. 眼瞼清拭法:リッドハイジーン:(コラム) 目の周りを清潔に保ち、目のトラブルを予防するための基本的なケア方法
2. 温庵法 : 目の周りを温め安静にして分泌物の排出を促進する
3. メイクのクレンジング: アイメイク、ファンデーション、日焼け止めがまつ毛の付け根に残らないようにする
ものもらいの時のコンタクトレンズ使用について
ものもらいができた場合は、コンタクトレンズの使用を避けましょう。
コンタクトレンズが感染を悪化させたり、新たな感染を引き起こす可能性があるためです。
まとめものもらいとめばちこを正しく理解!違いと治療法を徹底解説
霰粒腫の治療には、3つの方法があります。点眼薬や軟膏、ステロイド注射、そして手術です。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
症状や状況に応じて、最適な治療法を医師と一緒に選びましょう。
もし治療についてわからないことがあれば、遠慮せずに質問してくださいね。
参考: